- HOME
- おすすめ物件情報ブログおすすめ物件情報ブログお知らせお知らせ情報ブログ情報ブログ
- 物件資料で目にする都市計画と用途地域とは?建ぺい率と容積率とは何?
物件資料で目にする都市計画と用途地域とは?建ぺい率と容積率とは何?
都市計画とは
都市計画は、都市計画法に基づき、地域の人口や土地利用、交通量などを考慮して市街地を整備・開発・保全するための計画です。都市計画区域は、都市として一体的に整備する必要がある地域として指定され、さらに「市街化区域」「市街化調整区域」「非線引区域」に区分されます。
用途地域とは
用途地域は、都市計画法に基づき、土地利用を効率的かつ安全に行うために定められる区分です。市街化区域内で設定されるもので、土地の用途や建築可能な建物の種類・大きさ・高さなどが規制されます。
用途地域の目的
- 住環境の保護
- 商業や工業の利便性確保
- 用途の混在防止による快適な街づくり
用途地域の種類
用途地域は大きく「住宅系」「商業系」「工業系」の3つに分類され、さらに13種類に細分化されます。例えば:
- 住宅系: 第一種低層住居専用地域(低層住宅中心)、第二種住居地域(小規模店舗も可能)など。
- 商業系: 商業地域(多様な商業施設が立地可能)。
- 工業系: 工業専用地域(環境悪化を伴う工場も立地可能)。
制限内容
各用途地域では、建ぺい率や容積率、高さ制限などが設定されており、これらは住環境や安全性を保つために重要です。用途地域を調べる際には、自治体のホームページや都市計画課で確認できます。また、用途地域が指定されていないエリアも存在します。
建ぺい率や容積率は、主に都市計画法に基づいて用途地域ごとに定められていますが、いくつかの要素によって具体的な値が決まります。
建ぺい率
建ぺい率は、敷地面積に対する建築面積の割合を示します。以下の要因で決定されます:
- 用途地域
各用途地域には建ぺい率の上限が設定されています。例えば、第1種低層住居専用地域では30~60%、商業地域では最大80%など、地域ごとに異なります。 - 緩和条件
特定の条件下では建ぺい率が緩和される場合があります。例えば:- 角地緩和:角地の場合、建ぺい率が10%加算されることがあります。
- 防火地域:防火基準を満たす建物には緩和措置が適用される場合があります。
容積率
容積率は敷地面積に対する延床面積の割合を示します。以下の要因で決定されます:
- 用途地域
用途地域ごとに容積率の上限が設定されています。例えば、第1種低層住居専用地域では50~200%、商業地域では最大1300%などです。 - 前面道路幅員
前面道路の幅員が12m未満の場合、容積率は「道路幅員×係数(0.4または0.6)」で計算された値以下になります。この係数は用途地域によって異なります。 - 地下室の扱い
地下室の床面積が全体の1/3以下の場合、その部分は容積率に含まれないため、実質的な延床面積を増やすことが可能です。
計算例
- 建ぺい率:建築面積 ÷ 敷地面積 × 100
- 容積率:延床面積 ÷ 敷地面積 × 100
これらの規制は、土地利用を効率化し、快適な住環境や都市機能を維持するために重要です。
関連記事
-
登記簿の「共同担保目録」ってどういうもの?
本日も「福山市中古住宅.com」をご覧いただきまして ありがとうございます☺ 梅雨も明け、連日の暑さに、すっかり夏本番といったところですね(^^;) 長い夏になりそうですが、、、 夏ならではの…
-
夏の引越しは実は狙い目!
不動産売買市場の動きと夏に動くべき理由 「家を買うなら春が一番いい時期ですよね?」 こうしたご質問、実はとても多いんです。 確かに、不動産業界にとって春(1〜3月)は年間最大の繁忙期。 転勤・入学・就職などのライフイベン…
-
庭の外構にかかる費用や駐車場にかかる費用の相場とは?
庭の外構工事にかかる費用 庭や家の外構工事の費用は、工事内容や敷地面積、素材、デザインによって大きく変動しますが、一般的な相場や目安は以下の通りです。 全体の外構工事費用 新築住宅の場合、外構工事費用は住宅建設費の約…