内覧者を増やすための【撮影前3大チェックリスト】


売却成功は、いかに魅力的な写真をウェブサイトに掲載できるかで決まります。
その効果を最大限に引き出すのは、売主様ご自身の「準備」にかかっています。
今回は、売主様が室内撮影の時に必ず気を付けていただきたい
コアなポイントを3つに絞ってご紹介します。

 

1. 💡 準備の8割を占める!「光と広さ」の最大化戦略

  写真は「明るさ」と「広さ」が命です。
  これらは、売主様のちょっとした工夫で劇的に改善します。

✅ 【光の準備】

・全ての照明を点灯可能に: 全ての部屋の電球が切れていないか確認してください。
 昼間であっても、照明は全て点灯して撮影しますこれにより、
 写真に立体感と温かさが生まれます。

・窓周りのクリアランス: カーテンやブラインドは全て開けられる状態にし、
 窓ガラスの汚れが目立たないようサッと拭いておくと、採光量が格段に増します。

・補助光の活用: お持ちのフロアランプやデスクランプなども、
 撮影時には遠慮なく点灯させてください。
 部屋全体の明るさをアップできます。

✅ 【広さの準備】

・大型家具を壁から少し離す: 可能であれば、ソファや棚を壁から数センチ離すだけで、
 部屋にゆとりと奥行きが生まれます。

・不要な家具の一時撤去: 使っていない飾り棚や、部屋の動線を塞いでいる小型の家具は、
 撮影時だけ一時的に別の部屋へ移動させると、写真でより広く見せることができます。

2. 🚫 徹底的な「個人情報と生活臭」の排除。
 買主様は写真を見て、「ここに住む自分」を想像したいと思っています。
 そのため、売主様の個人的な情報や日々の暮らしの匂いは、
 写真から完全に消す必要があります。

✅ 【視覚的ノイズの除去】
場所
除去すべきもの(例)
理由
リビング
家族写真、カレンダー、リモコン、雑誌、薬
個人情報の特定防止と、雑然とした印象の排除
キッチン
洗剤ボトル、スポンジ、調味料、水切りカゴ
清潔感の欠如、水回りの評価が最も厳しいため
浴室/洗面所
シャンプー類、歯ブラシ、洗濯洗剤
整理されていない印象を与え、管理の悪さを連想させる
その他
配線コード類、ゴミ箱、ペット用品
生活臭やだらしなさを感じさせる
  • ※アドバイス: 収納スペースは扉を閉めた状態で撮影するため、
           一時的に押し込むだけでも効果があります。
   
3. ⚠️ トラブル防止のための「プロへの事前報告」事項

撮影は物件の現状を記録する行為です。
後々の契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任)などのトラブルを防ぐため、
事前に担当者へ伝えていただきたいことがあります。

✅ 【必ず報告すべきこと】

◆残置物と撤去物の区別:
 写真に写っているエアコンや照明器具など、
「これは持っていく予定だ」「これは置いていく」といった
 備品の残す・残さないの判断を明確にし、担当者にお伝えください。
曖昧にすると、売却後にトラブルになります。

◆修繕が必要な箇所の明示:
 軽微な雨漏りの跡、壁紙の大きな剥がれなど、買主に伝えなければならない欠陥がある場合、
 それを隠すような撮影は行いません。隠さずに売却を進めることが、信頼につながります。

◆立ち入り禁止エリアの指定:
 撮影してほしくない場所や、重要な書類を置いている部屋がある場合は、
 遠慮なく撮影前に担当者に伝えてください。

最期に、
売主様による最高の準備こそが、高値売却を実現する「最初の、そして最大の投資」です!

 

関連記事

  • がけ条例とは?建築制限はどのようになるのか?

    • がけ条例は、「一定の高さと勾配をもつ崖の上または下に建物を建てるとき、がけ崩れ・土砂災害から建物と居住者を守るための建築制限を定めた各自治体の条例」の総称です。​ がけ条例の基本的な考え方 多くの自治体では、「高さが2~…

  • 中古住宅の購入を後押し!減税見直しでどう変わる?

    •       本日も「福山市中古住宅.com」をご覧いただきまして ありがとうございます☺   今年の年末で期限を迎える「住宅ローン減税」について 政府・与党が制度を5…

  • 自分の土地に他人地・越境があったらどうする?

    • 中古住宅の売買の際、物件の価値は建物だけでなく 「土地の正確な境界」によっても大きく左右されます。 特に、築年数が古い物件では、隣接する塀や建物の一部が、 あなたの土地に食い込んでいる「越境」や、 昔の登記のズレで一部が…

  • 無料会員登録
  • 物件お問合せ
  • お気に入り
  • 来店予約
  • 電話お問合せ
Page Top