不動産売買の「決済」とは、売主が所有する不動産を買主へ引き渡す最終的な手続きで、「残代金の受け渡し」と「所有権移転手続き」を同時に行うものです。
決済当日に行う主な内容
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本人確認・書類確認
司法書士が売主・買主双方の本人確認と、登記に必要な書類(身分証明書、印鑑証明書、不動産の登記識別情報など)の確認をします。 -
残代金の支払い
買主が売主へ、手付金を除いた残りの売買代金を支払います。支払い方法は現金か銀行振込で、多くの場合は銀行の個室などで行われます。 -
各種精算金の支払い
固定資産税・都市計画税、管理費、修繕積立金などの精算もこの場で行われ、所有期間に応じて分担されます。 -
領収書・鍵・書類の受け渡し
売主は残代金や精算金の領収書、物件の鍵、設備の説明書や図面などを買主に渡します。 -
報酬などの支払い
司法書士や仲介会社への報酬(仲介手数料など)もこのタイミングで精算します。 -
登記申請
所有権移転登記の申請がその場で行われます。住宅ローンや抵当権がある場合は抹消登記手続きも同時に進めます。
決済の方法
主に「現金で支払う」「銀行振込」「オンライン振込」の3つがあり、現金で行う場合はリスクや手間、銀行振込の場合は振込上限や手数料に注意が必要です。どちらを選ぶかは売主と買主で相談のうえ事前に決定します。
決済の場所と所要時間
決済は買主が指定することが多く、住宅ローンを利用する場合は金融機関で、そうでない場合は不動産会社や司法書士事務所などで行われます。所要時間は1~2時間程度です。
決済で必要な主な持ち物
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本人確認書類(運転免許証など)
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印鑑証明書
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登記識別情報
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売買契約書
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物件の鍵や説明書類
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精算金や手数料などの必要額
この手続きを経て、不動産の売買は「完了(引き渡し)」となります。
では、決済当日に司法書士が確認する具体的な内容は、主に「本人確認」「意思確認」「書類確認」「物件確認」の4つです。
本人確認
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売主・買主それぞれが決済の場に同席しているか、写真付き身分証明書(運転免許証・パスポート等)で「氏名・住所・生年月日」を確認します。
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職業や売買目的など追加情報の聞き取りも行う場合があります。
意思確認
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売主が売却を正しく理解し、意思能力があり、合意しているかを直接面談や質問で確認します。
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特に高齢者の場合、意思能力の有無もしっかりチェックします。
書類確認
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所有権移転登記に必要な「権利証(登記済証や登記識別情報)」「印鑑証明書」「売買契約書」など、関連書類がすべて揃っているか細かく確認します。
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実印が必要な場合は、印鑑証明書との印影一致も確認します。
物件確認
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売買対象不動産が書類や契約書通りで間違いがないか、「登記簿」「公図」「契約書」等で確認します。
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登記情報の変更有無を法務局で事前・当日に確認し、差押登記など異常がないかもチェックします。
以上の一連のチェックが終わり問題なければ、登記申請と決済手続きに進みます。
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