先日、ネットの記事で
「未登記の建物が全国で1,000万戸以上存在する」
という記事が掲載されていました。
建物は実際に存在しているのに、
法務局には登記されておらず、
所有者がすぐに分からないケースが多数あるそうです。
建物を新築した際には登記が必要ですが
昔に建てられた建物や、増築した建物などでは
登記がされないままになっているケースも少なくないようです。
ニュースでは、
所有者の確認に時間がかかり、
災害時の復旧や不動産取引の妨げになることが
課題として挙げられていました。
■ 未登記建物ってどんな建物?
未登記建物とは、例えば
-
昔建てた離れ・倉庫・物置
-
母屋は登記しているが、増築部分が未登記
-
相続後に名義や登記をそのままにしている建物
などが該当します。
※「固定資産税を払っているから大丈夫」
と思われている方も多いのですが、
固定資産税と登記は別物です。
■ なぜ問題になるの?
東日本大震災の際には
-
所有者の特定に時間がかかり
-
復旧や解体が進まない という問題が実際に起こりました。
また、普段の生活でも
-
売却できない
-
相続で揉める
-
解体や建て替えが進まない
といったトラブルにつながることがあります。
■ 国も対策に動き始めています
法務省は現在、実態調査を進めており
未登記建物の解消を国の方針として明記しています。
つまり今後は
「知らなかった」では済まなくなる可能性もあります。
■ 将来困らないために、今できること
大切なのは、
-
自分の不動産に未登記建物がないか
-
相続予定の不動産はどうなっているか
を一度確認することです。
未登記建物の問題とあわせて、
近年話題になっているのが
相続登記の義務化です。
これまでは、相続が発生しても
名義変更(相続登記)をしないまま
長年そのままになっている不動産も多くありました。
しかし現在は
相続を知った日から
原則3年以内に登記を行うことが義務となり、
正当な理由なく手続きをしない場合、
過料の対象となる可能性もあります。
未登記建物や相続登記の問題は、
「今すぐ困る」というよりも、
後になって大きな手間や負担になるケースが少なくありません。
今回のニュースをきっかけに、
ご所有の不動産がございましたら
一度立ち止まって考えてみるのも良いかもしれません。
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